WordPress WEBメール設定完全ガイド
📧 この記事について
EC2に手動インストールしたWordPress + WP Mail SMTP + Amazon
SESの完全版設定手順をまとめています。この構成では、EC2側の通信設定(ポート587開放)とAWS
IAM/SES設定が重要になります。
EC2に手動インストールしたWordPress + WP Mail SMTP + Amazon
SESの完全版設定手順をまとめています。この構成では、EC2側の通信設定(ポート587開放)とAWS
IAM/SES設定が重要になります。
🏗️ 全体構成図
[訪問者] → [WordPress (EC2)] → [WP Mail SMTP] → [Amazon SES (SMTP)] → [受信者メール]
📋 SESの設定(送信元ドメインの登録)
1SESコンソールでドメインを登録
- AWSマネジメントコンソールで「SES(Simple Email Service)」を開く
- 左メニュー「Verified Identities」→「Create identity」
- 「Domain」を選び、送信元ドメイン(例:yourdomain.com)を入力
- DNS設定(TXT、CNAME、MX)をRoute53または利用中DNSに追加
- 数分〜数時間で「Verified」になる
💡 ポイント
• DKIMを有効化(CNAMEレコードを登録)すると迷惑メール判定が減ります
• SPFも設定(TXTレコードに以下追加)
• DKIMを有効化(CNAMEレコードを登録)すると迷惑メール判定が減ります
• SPFも設定(TXTレコードに以下追加)
v=spf1 include:amazonses.com -all
🔓 SESのサンドボックス解除
SESは最初「サンドボックス」状態なので、任意アドレス宛てに送信できません。AWSサポートセンターから以下を申請します。
2申請手順
- AWSサポートセンター →「Create Case」→「Service limit increase」
- 以下の内容で申請:
| Region | ap-northeast-1(東京) |
| Request type | SES Sending Limit Increase |
| Mail type | Transactional |
| Use case | Web contact form for company website |
| Daily sending limit | 500〜1000程度を希望 |
⏰ 審査期間
通常1〜2営業日で審査結果が通知されます。
通常1〜2営業日で審査結果が通知されます。
🔐 SESのSMTP認証情報を作成
3SMTP認証情報の作成
- SESコンソール → 左メニュー「SMTP Settings」
- 「Create SMTP credentials」クリック
- IAMユーザーが自動作成され、SMTPユーザー名とパスワードが表示される
- メモしておく(WordPress設定で使用)
🌏 東京リージョンのエンドポイント
SMTP Host:
Port:
SMTP Host:
email-smtp.ap-northeast-1.amazonaws.comPort:
587 (TLS)
🛡️ EC2のセキュリティグループを設定
4アウトバウンドルールの確認
EC2インスタンス → 「セキュリティ」→「セキュリティグループ」→ 編集
| タイプ | ポート範囲 | 宛先 | 備考 |
|---|---|---|---|
| SMTP | 587 | 0.0.0.0/0 | SES送信のため |
| HTTPS | 443 | 0.0.0.0/0 | 通常通信 |
⚠️ 重要
AWSではポート25(SMTPデフォルト)はブロックされているため、587 (TLS) を必ず使用してください。
AWSではポート25(SMTPデフォルト)はブロックされているため、587 (TLS) を必ず使用してください。
🔌 WordPressに「WP Mail SMTP」を設定
5プラグインのインストール
- 管理画面 → 「プラグイン」→「新規追加」
- 「WP Mail SMTP」で検索 → インストール&有効化
- 左メニュー → 「WP Mail SMTP」→「設定」
設定項目
| From Email | [email protected] |
| From Name | WordPressお問い合わせ |
| Mailer | Other SMTP |
| SMTP Host | email-smtp.ap-northeast-1.amazonaws.com |
| Encryption | TLS |
| SMTP Port | 587 |
| Authentication | ✔ 有効 |
| SMTP Username | SESのSMTPユーザー名 |
| SMTP Password | SESのSMTPパスワード |
👉 「Save Settings」で保存してください。
📤 テストメール送信
6送信テスト
- 「WP Mail SMTP」→「Email Test」
- 自分のメールアドレスを入力 → 「Send Email」
- 成功メッセージが出ればOK!
失敗した場合の確認ポイント
- SESドメイン未検証(Verified待ち)
- SESサンドボックス解除されていない
- SMTPポート(587)未開放
- 認証情報(ユーザー名/パスワード)ミス
📝 Contact Form 7 との連携
✅ 自動連携
Contact Form 7を使っている場合は、特別な設定は不要です。送信メールが自動的にWP Mail SMTP経由でSES送信されます。
Contact Form 7を使っている場合は、特別な設定は不要です。送信メールが自動的にWP Mail SMTP経由でSES送信されます。
🛡️ 迷惑メール対策(推奨)
DNSレコードの設定
以下の3つをDNSに設定することを強く推奨します:
| 項目 | 設定方法 |
|---|---|
| SPF | v=spf1 include:amazonses.com -all |
| DKIM | SESで発行されたCNAMEを3件登録 |
| DMARC | v=DMARC1; p=none; rua=mailto:[email protected]; |
📊 CloudWatchで送信ログを確認(任意)
7ログ監視の設定
- SESコンソール →「Configuration Sets」でログ記録を有効化
- 失敗・拒否なども監視可能
🚀 まとめチェックリスト
- SESドメイン認証済み
- サンドボックス解除済み
- SMTPユーザー作成済み
- EC2アウトバウンド587許可
- WP Mail SMTP設定完了
- テスト送信成功
- DKIM/SPF設定済み
🎉 設定完了
すべてのチェックリストが完了したら、WordPressからのメール送信がAmazon
SES経由で確実に配信されます。メールの到達率向上と信頼性の確保ができました。
すべてのチェックリストが完了したら、WordPressからのメール送信がAmazon
SES経由で確実に配信されます。メールの到達率向上と信頼性の確保ができました。

